デボラ・カーさん死去
2007.10.20 Saturday | category:訃報
黒川紀章さん死去
2007.10.12 Friday | category:訃報
池宮彰一郎さん死去
2007.05.07 Monday | category:訃報
昨夜、亡くなられたそうで。もう83歳になっておられたんですねえ。
司馬遼太郎作品との類似が問題となって、『遁げろ家康』と『島津奔る』が絶版、回収されたことでも知られていますが、文章はむしろ池宮さんのほうがお上手でした。司馬作品の美しさは、中期作品に代表される畳み掛けるような論理のリズム感のみで成立しているような部分があり、文章自体にはぎこちなさが目立ちましたから。
実際、司馬さんの後期の長編などは、脱線が冗長すぎてリズム感を相殺してしまい、ただ説教くさいだけだったりしますが、池宮作品は論理にリズム感が乏しい分だけ文章表現で補完しているようなところがあり、読みやすさの点では数段上を行っていた気がします。
ま、それが拝借問題につながったのだとすれば、なにが災いするか分からない、ということにはなるのかもしれませんが。
昔の脚本家出身の作家は記者出身の作家に比べて一様に表現力が豊かで、描写が巧いという印象が強いのですが、どうもこの傾向はここ20年ほどで完全に逆転してしまったようです。作家デビューが遅かった池宮さんは、その古いタイプの脚本家出身作家の最後の世代ということになるのかもしれません。
司馬遼太郎作品との類似が問題となって、『遁げろ家康』と『島津奔る』が絶版、回収されたことでも知られていますが、文章はむしろ池宮さんのほうがお上手でした。司馬作品の美しさは、中期作品に代表される畳み掛けるような論理のリズム感のみで成立しているような部分があり、文章自体にはぎこちなさが目立ちましたから。
実際、司馬さんの後期の長編などは、脱線が冗長すぎてリズム感を相殺してしまい、ただ説教くさいだけだったりしますが、池宮作品は論理にリズム感が乏しい分だけ文章表現で補完しているようなところがあり、読みやすさの点では数段上を行っていた気がします。
ま、それが拝借問題につながったのだとすれば、なにが災いするか分からない、ということにはなるのかもしれませんが。
昔の脚本家出身の作家は記者出身の作家に比べて一様に表現力が豊かで、描写が巧いという印象が強いのですが、どうもこの傾向はここ20年ほどで完全に逆転してしまったようです。作家デビューが遅かった池宮さんは、その古いタイプの脚本家出身作家の最後の世代ということになるのかもしれません。
思い出した
2007.04.13 Friday | category:訃報
植木等さん死去
2007.03.28 Wednesday | category:訃報
川合伸旺さん死去
2006.06.26 Monday | category:訃報
亡くなった方々
2006.06.01 Thursday | category:訃報
田村”淵田中佐”高廣さん逝去
2006.05.18 Thursday | category:訃報
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