久間防衛相発言を叩く人々
2007.06.30 Saturday | category:雑記
太田牛一は誰の家来か
2007.06.29 Friday | category:歴史
結局、確証がないので今回の原稿からは削ることになりそうですが、『公記』の首巻を読んでいると、太田牛一さんの所属がどうも怪しげです。この人、最初から信長の家来だったんでしょうかね。
首巻に登場する牛一自身の事跡は、三王口から乞食村へ攻め入った柴田勝家勢に従軍した話が最初で、次は弓三張と鑓三本の六人衆に名を連ねた話です。素直に読むと、前者は牛一が勝家配下の足軽衆であるように見え、後者は勘十郎が降参したので信長に抜擢されたように見えます。
このあたり、先日購入した歴読の別冊付録「信長記」の大研究では(1〜3章は役に立たないとか書いたくせにちゃっかり利用してますが)、勝家勢は信長の作戦に従事しており、ゆえに牛一らは信長が派遣した家来であるという解釈なのですが、どうも腑に落ちません。普通に考えれば、信長よりもまず勘十郎が勝家の手勢を補強するはずで、そう考えたほうが、勘十郎の降参後になって初めて牛一の信長家臣としての立場が明確になることとも符合します。
さらにいえば、首巻の記事の時系列が勘十郎生害の記事の前後で入れ替わっているように見える点も、疑わしいといえば疑わしいわけです。
もちろん、冒頭に書いた通り確証があるわけではなく、そう見えるとか、そう読めるとかいった類の、甚だ漠然とした話でしかないですし、そもそも牛一が誰の家臣だろうと大勢に影響はないですから、どうだっていいといえばそれまでなんですが、なーんか引っ掛かるんですよね、こういうのは。
首巻に登場する牛一自身の事跡は、三王口から乞食村へ攻め入った柴田勝家勢に従軍した話が最初で、次は弓三張と鑓三本の六人衆に名を連ねた話です。素直に読むと、前者は牛一が勝家配下の足軽衆であるように見え、後者は勘十郎が降参したので信長に抜擢されたように見えます。
このあたり、先日購入した歴読の別冊付録「信長記」の大研究では(1〜3章は役に立たないとか書いたくせにちゃっかり利用してますが)、勝家勢は信長の作戦に従事しており、ゆえに牛一らは信長が派遣した家来であるという解釈なのですが、どうも腑に落ちません。普通に考えれば、信長よりもまず勘十郎が勝家の手勢を補強するはずで、そう考えたほうが、勘十郎の降参後になって初めて牛一の信長家臣としての立場が明確になることとも符合します。
さらにいえば、首巻の記事の時系列が勘十郎生害の記事の前後で入れ替わっているように見える点も、疑わしいといえば疑わしいわけです。
もちろん、冒頭に書いた通り確証があるわけではなく、そう見えるとか、そう読めるとかいった類の、甚だ漠然とした話でしかないですし、そもそも牛一が誰の家臣だろうと大勢に影響はないですから、どうだっていいといえばそれまでなんですが、なーんか引っ掛かるんですよね、こういうのは。
予定変更
2007.06.28 Thursday | category:お仕事
ようやく復旧
2007.06.27 Wednesday | category:お仕事
停滞中
2007.06.26 Tuesday | category:お仕事
気になる部分が解消されないという問題はさて置くとしても、とにかく暑くて頭が煮えっ放しでいけません。脳が半分動いていない感じを実感できるほど頭が重いです。
こういうときは、無理矢理なにか考えても鬱々するばかりで、下手に作業を続けると必ず失敗するわけですが、ほら案の定。構成を変更するためにカットアンドペーストする過程で、まるまる2枚分の文章をペーストする前に消してしまいました。
ま、滅多に思いつかないような気の利いたフレーズで溢れていたとかいうわけではなく、ただ事実関係を羅列してちょっと解釈を述べた程度の部分だったので、別になくなって困るということではないですが、そのうち致命的な部分でやらかすかもしれないという意味では、甚だやばい状態ではあると思います。
なんて下書きしておいたら、またやってしまいました。所在地の地番を『城郭大系』とかの旧地番から新地番に修正した部分をごっそり消してしまいましただ。また調べ直すしかないでござる。
こういうときは、無理矢理なにか考えても鬱々するばかりで、下手に作業を続けると必ず失敗するわけですが、ほら案の定。構成を変更するためにカットアンドペーストする過程で、まるまる2枚分の文章をペーストする前に消してしまいました。
ま、滅多に思いつかないような気の利いたフレーズで溢れていたとかいうわけではなく、ただ事実関係を羅列してちょっと解釈を述べた程度の部分だったので、別になくなって困るということではないですが、そのうち致命的な部分でやらかすかもしれないという意味では、甚だやばい状態ではあると思います。
なんて下書きしておいたら、またやってしまいました。所在地の地番を『城郭大系』とかの旧地番から新地番に修正した部分をごっそり消してしまいましただ。また調べ直すしかないでござる。
歴史読本2007年8月号『書き換えられた戦国合戦の謎』購入
2007.06.25 Monday | category:お仕事
たまたま仕事にかぶるタイムリーな記事が盛り沢山だったので、いつもは買わない歴読本誌を購入してみたのですが、う〜ん、ちょっと期待ハズレだったかな。
まず、最優先の尾張統一戦争関連についてですが、本誌のほうにお役立ち記事がまったくないことは承知していたので、興味と期待の対象はもっぱら別冊付録です。で、帰宅して早速開いてみたところ……、桶狭間以外はまったくかすりもせず、みたいな感じでした。
ま、桶狭間に限っていえば、私のこれまでの想定は『天理本』によって裏付けられる部分が少なくないようなので、それなりに収穫はあったわけですが、桶狭間以前首巻の記載年次についてはとくに考察がなく1〜3章ではほとんど触れられておらず、別冊全体に対する当面の仕事に限定した相対的満足度は40%くらいでした。ショボボ〜ン。
で、優先度Bの河越合戦ですが、新説がよくわからなかったです。とくに難波田弾正の系譜とか、天文六年合戦との関連、扇谷上杉朝定の死亡年次なんかはまったく触れられておらず、海より深〜く失望しました。挿図が私の想定のひとつをカバーしてくれていたこと以外は、ほとんど取っ掛かりくらいにしかならない情報ばかりで、調査費用をケチろうという浅ましい目論見は脆くも費えた潰えたのでした。シクシクシク……。
【訂正】
説明の不十分な部分がありましたので、曖昧な表現を削除し、不足を斜体太字で補いました。桐野先生には誤解を招くような書き方をお詫びします。
まず、最優先の尾張統一戦争関連についてですが、本誌のほうにお役立ち記事がまったくないことは承知していたので、興味と期待の対象はもっぱら別冊付録です。で、帰宅して早速開いてみたところ……、桶狭間以外はまったくかすりもせず、みたいな感じでした。
ま、桶狭間に限っていえば、私のこれまでの想定は『天理本』によって裏付けられる部分が少なくないようなので、それなりに収穫はあったわけですが、
で、優先度Bの河越合戦ですが、新説がよくわからなかったです。とくに難波田弾正の系譜とか、天文六年合戦との関連、扇谷上杉朝定の死亡年次なんかはまったく触れられておらず、海より深〜く失望しました。挿図が私の想定のひとつをカバーしてくれていたこと以外は、ほとんど取っ掛かりくらいにしかならない情報ばかりで、調査費用をケチろうという浅ましい目論見は脆くも
【訂正】
説明の不十分な部分がありましたので、曖昧な表現を削除し、不足を斜体太字で補いました。桐野先生には誤解を招くような書き方をお詫びします。
『風林火山』第25回
2007.06.24 Sunday | category:NHK大河
勘助の相変わらずの押しの弱さが、しつこいようですが非常に気になります。由布以外の誰に対しても徹底的に冷静な確信犯、つまり冷ややかな狂気を湛えたキャラクタであってほしいわけですが、そこんとこをああまでホットに演じられると、どうにも納得いかんのです。勝頼に狂ってるところなんかはあれでもまあいいんですけど、義元のいじめや、板垣、馬場、三条なんかの突っ込みに表情が動いてしまうというのは、普通に人間的な弱さを見せすぎている気がするんですよね。
でも、その辺は純粋に私が不満に思っているだけのことで、最初からそういう方向でやってるわけですから、まあしかたないとは思います。ああいうのもありだということくらいは、私だって承知していますから。
ところで、晴信がどんどんダーカーでブラックな雰囲気を濃くしているように見えるんですが、あれは次回の志賀城を念頭に置いた伏線としては、ちとやりすぎな気がします。もっと先の先まで見越しているとしても、いささか変容が急激にすぎるわけで、それくらいならもっと前から徐々に変えたほうがよかったはずです。最初から偽善性を垣間見せておけば矛盾が少なかったのに、勘助が悪の側面を肩代わりするみたいな話にしておいて、今さらこれはないんじゃないですかねえ。
でも、その辺は純粋に私が不満に思っているだけのことで、最初からそういう方向でやってるわけですから、まあしかたないとは思います。ああいうのもありだということくらいは、私だって承知していますから。
ところで、晴信がどんどんダーカーでブラックな雰囲気を濃くしているように見えるんですが、あれは次回の志賀城を念頭に置いた伏線としては、ちとやりすぎな気がします。もっと先の先まで見越しているとしても、いささか変容が急激にすぎるわけで、それくらいならもっと前から徐々に変えたほうがよかったはずです。最初から偽善性を垣間見せておけば矛盾が少なかったのに、勘助が悪の側面を肩代わりするみたいな話にしておいて、今さらこれはないんじゃないですかねえ。
アナログカメラが……
2007.06.23 Saturday | category:お仕事
備後守家と川
2007.06.22 Friday | category:お仕事
備後守家は川に縁があります、というようなありがちな話ではなく、信秀、信長の二代に顕著に見られる戦術上の特徴の話です。それも戦術的な河川運用ではなく、彼らにはなぜか川を背にして戦った事例が多いというもの。
といっても、川の前面に布陣するのではなく、川からかなり奥に踏み込んで戦っているわけですが、程度に差こそあれ危険であることに違いはないわけで、なぜそんなことを何度も繰り返しているのかが腑に落ちません。というより、万人に納得できるように説明できている自信がないわけです。
とりあえず、昨日までは「背水の陣を嫌ってより内奥にまで踏み込んで戦っている」とか「足軽衆を先に立てて急速に橋頭堡を拡大することは、結果的に後続の進出を容易にすることでもあった」みたいな説明でよいことにしていたのですが、どうもやはり何かが違う。というか、彼らの狙いについて、どうも何か見落としている気がしてしかたがないわけです。
この原稿で扱う時期でいえば、信秀の場合は井ノ口、大垣後詰、小豆坂が、信長の場合は三の山・赤塚、大良口、稲生、浮野、桶狭間、森部、軽海などがそれに該当しますが、よく考えてみたら、これは「首巻」に記されている合戦の8割ほどにもなります。これだけ繰り返している以上、何かしらメリットがあるに違いないわけですが、今のところ思いつくのは姉川の前哨戦に見られる誘引効果くらいで、どうもこれといった結論を提示できなくて困ります。
といっても、川の前面に布陣するのではなく、川からかなり奥に踏み込んで戦っているわけですが、程度に差こそあれ危険であることに違いはないわけで、なぜそんなことを何度も繰り返しているのかが腑に落ちません。というより、万人に納得できるように説明できている自信がないわけです。
とりあえず、昨日までは「背水の陣を嫌ってより内奥にまで踏み込んで戦っている」とか「足軽衆を先に立てて急速に橋頭堡を拡大することは、結果的に後続の進出を容易にすることでもあった」みたいな説明でよいことにしていたのですが、どうもやはり何かが違う。というか、彼らの狙いについて、どうも何か見落としている気がしてしかたがないわけです。
この原稿で扱う時期でいえば、信秀の場合は井ノ口、大垣後詰、小豆坂が、信長の場合は三の山・赤塚、大良口、稲生、浮野、桶狭間、森部、軽海などがそれに該当しますが、よく考えてみたら、これは「首巻」に記されている合戦の8割ほどにもなります。これだけ繰り返している以上、何かしらメリットがあるに違いないわけですが、今のところ思いつくのは姉川の前哨戦に見られる誘引効果くらいで、どうもこれといった結論を提示できなくて困ります。
夢の跡
2007.06.21 Thursday | category:雑記
といっても、別に私の妹分のサイトのタイトルではございません。
かつて、私がまだ少し小金を持っておった時分のことでございます。東中野の奥のほう、上高田一丁目に共同で事務所を借りておりまして、そこから早稲田通りを東へまっつぐ歩きますってぇと、山手通りとの交差点にジョナサンがございました。今はなき東中野店でございます。
当時はまだ出来たばかりの新品で、事務所があった間に2、3度利用したことがございますが、それが今年の2月28日に閉店し、今は取り壊されて更地になっちまったてぇから恐ろしい話じゃございませんか。
ま、私どもの事務所のほうは大阪出張と重なったせいで1年続かなかったわけですが、ジョナサン東中野店は元気に繁盛しているものとばかり思っておりましたので、今さらながら驚いておる次第でございます。
かつて、私がまだ少し小金を持っておった時分のことでございます。東中野の奥のほう、上高田一丁目に共同で事務所を借りておりまして、そこから早稲田通りを東へまっつぐ歩きますってぇと、山手通りとの交差点にジョナサンがございました。今はなき東中野店でございます。
当時はまだ出来たばかりの新品で、事務所があった間に2、3度利用したことがございますが、それが今年の2月28日に閉店し、今は取り壊されて更地になっちまったてぇから恐ろしい話じゃございませんか。
ま、私どもの事務所のほうは大阪出張と重なったせいで1年続かなかったわけですが、ジョナサン東中野店は元気に繁盛しているものとばかり思っておりましたので、今さらながら驚いておる次第でございます。
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