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『風林火山』第39回
 久しぶりの本格的な合戦シーンで、楯まで並べちゃって気合い入ってるなぁと思ったら、とんだ食わせ者というか、見掛け倒しというか、その楯飾りじゃんというか、萎え〜って感じでした。楯だけあっても矢戦省略でいきなり鑓合わせじゃ意味ないです。
 しかも、武田方は通信機と車輛化を前提としたような迅速かつ機敏な動きだし、長尾方は異常な情報力で最初から晴信の所在を承知しているし、脚本演出の方々は状況をまるで理解しようとしてらっしゃらない様子。
 宇佐美と勘助のカットバックはけっこうカッコよかったですが、絵図上に並んでいる駒が同じなのは興醒めでした。同じにしたいなら、変な駒など作らずに碁石でも並べておけばよいのに。
 あとは、けっこう感心して観てました。
 結局のところこの戦いは、晴信と景虎が双方とも失策を犯した結果として、無意味に時日を空費して物別れに終わるというものでした。晴信は遠隔操作に拘泥して主導権を失い、ために武田勢は長尾勢に対して後手に回り続けました。対する景虎は武田勢主力の探索に拘泥して堅固な要害を避け、それゆえ長尾勢は場当たり的に信濃北部を右往左往することになりました。要するにパッとしない戦いだったわけで、しかも両者の失策の原因はともに成功の前提条件に誤りがある類の、自ら墓穴を掘って陥るタイプのものでした。駆け引き以前に自爆した戦いだったわけです。
 それをここまで駆け引きっぽく描いて見せたのは大したものです。時間的に不自然な部分は多々ありましたが、そのへんは今回は大目に見たいと思います。不自然で不器用でご都合主義で稚拙な駆け引きでしたが、それでもこれまで『風林火山』が描いてきた駆け引きになっていない駆け引きよりは、数段ましになったように見えました。
| 書いている人 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(1) |
『風林火山』第38回その2
 やはり平蔵とヒサは越後まで行ってしまいました。どこまでも武田の敵であり続けるのか、という予感は大当たり。ということは、川中島で勘助の策を見破るのもやはり平蔵?
 それはすごく嫌なんですけど……。

 で、殿下もご指摘の春日弾正忠虎綱ですが、私も常々疑問に思っていまして、源五郎の出仕は信虎の治世のことではないかと疑っています。このときの改名ではいかにも不自然で、仮に信虎追放後だったとすると、信虎の諱ではなく、飯富とか原とか小幡とかから晴信が諱を譲らせたといったような、特殊な事情がないと成立しない気がします。

 義清さんの逆襲は見事なほどあっさりと流してくれちゃったせいで、極々些細な出来事であったかのように見えましたが、これで武田の進撃が数ヶ月にわたって停滞したわけですから、実は大変な大活躍です。『甲陽軍鑑』が小山田信有の死と結びつけた常田合戦はこの義清の逆襲時に発生した可能性が高く、それは義清が真田領と武田領の間に一時的にせよ楔を打ち込むことに成功していたことを意味します。
 前に作りかけで放置していた地図を未完成ですが参考までに張っておきます。

 この3ヶ所のうち、実際に戦場となったのは東御市の常田ではないかと思うのですが、この位置まで村上勢が出張っていると、千曲川右岸の連絡線はカットされてしまうことになり、真田領は孤立します。大変な状況に陥っていたわけです。数ヶ月で村上方を追い散らすことができなければ、洒落にならないくらいの状況といってよいと思います。
 ま、その前の越後落ちがあっさりしていたのは事実で、守勢の義清が案外脆いのは当たっていそうですが、主導権を握っているときの義清はもっと強そうに描いてほしかったです。そういうシチュエーションによって強さに差を出すというのも、戦争を描く場合には重要なキャラクタ造形のテクニックだと思うのですがねえ。

 オープニングは結局なんの効果もありませんでした(笑)。どころか、風林火山紀行も本編とつながってなかったです。馬場を知将と紹介するなら、本編で戦闘馬鹿丸出しの猛将にしてしまうのはいかがなものかと。ちぐはぐですなあ。
| 書いている人 | 20:16 | comments(2) | trackbacks(1) |
新史記 - 第一巻 -
 ずいぶん前に遊んでみたゲームですが、昨日久しぶりにやったら漢の「拡張」レベルを224Turnでクリアできたので、ちょっと自慢します(笑)。
 フリーウェアですが、アートディンクと光栄のゲームを足して2で割ったような感じで、雰囲気はなかなかよろしいです。現在のバージョンは1.2.0.34で、1.5のリリースを予定しているそうな。
 詳しいことはここを見てあげてください。
| 書いている人 | 09:42 | comments(1) | trackbacks(0) |
今朝のとくダネ!
 ミャンマー情勢の続報で、長井健司さんが撃ち倒される状況を収めた映像を繰り返し流していましたが、例によってあまり科学的でないコメントばかりで疑問。
 私には、群集と兵士を横からカメラに収めていた長井さんが倒れる直前、至近にいた兵士の銃は下を向いていたように見えました。というか、その兵士の銃は終始足下か下斜め前方を向いているようにしか見えず、無差別に群集を狙って撃ったようには見えませんでした。
 しかも番組内では、長井さんの死因は肝臓から心臓に達する銃創だったと報告しているわけですが、これは実際の映像でも射入口らしき染みが右脇腹付近に見え、弾道は下から上へ抜けるものだったと推定できます。
 ということは、映像で長井さんの直近を移動する兵士が足下に威嚇射撃した結果、兆弾が長井さんを襲ったと見るのが妥当であるように思えます。
 もちろん、それで群集に対する発砲(たぶん威嚇射撃の意味でしょうが)を許可した指揮官の判断が正当化されるとは思いませんが、故意に虐殺を行っているかのような印象を与える誤りを堂々と垂れ流す姿勢は、公平性を真摯に追及するための適切な検証とはおよそ無縁で、よくわからないならせめて専門家にコメントを求めるくらいの手順を踏まないと、拙速の謗りを免れないと思いました。
 というか、実際拙速ですよ、日本のマスコミは。
| 書いている人 | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
今日のNHK
 うどんを茹でながら7時のニュースを見ていたところ、昨日あたりから凄いことになっていたミャンマー情勢がますます凄くなってびっくり。加賀とか三河の一向一揆はこんなだったでござろうか、みたいな感慨を憶えつつ、そういえば昨日は、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってやつすか?」とか呑気な突っ込みを入れていたことを思い出しました。まさかさらに強硬手段に訴えるとはねえ。軍事政権も中々に強情というか強行というか、見ていて危なっかしいです。前から稚拙ではあったと思うのですが、割と保守的な印象が強い政権だったので、ちょっと意外な感じもしますし。

 うどんを食べ終わって食後のコーヒーなぞ飲みながら、続いてクロ現代視聴。携帯小説がどーたらこーたらゆうてます。で、見ていておやぁ?と思ったのが、携帯小説の文章を普通の小説に置き換えた文章との比較の部分。どう考えても一人称体の文章を無理矢理三人称体に置き換えてますけど、それって変じゃないでしょうか。
 携帯小説が言文一致体の究極形に進化しつつあるのは間違いなさそうですが、それ以前に既存の一人称体小説でも言文一致は進化してきたと思います。どうも無理矢理結論を捻り出そうという意図があるようで、見ていて気持ち悪かったです。

 以上で今日のNHKタイムはおしまい。
| 書いている人 | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
ちょっと後悔
 どうせ作戦図(てゆーか戦況図)を作るなら、桶狭間じゃなくて稲生や浮野にすればよかった、と思ってしまいました。桶狭間はしょせんオマケですから。
| 書いている人 | 19:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
作戦図作成
 城ばっかでは面白くないので、→を入れたりしてみたところ、ひっじょーに楽しいです。笑いが止まりません。ワハハハハハハ(^0^)。
| 書いている人 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
別冊歴史読本『天璋院篤姫と幕末動乱』
 昨日、見本誌到着。
 はっきりいって見たくないので見ていないです。しばらく見ません。桐野作人先生が小松についてお書きになっていますが、私の記事のすぐ後なので怖くて読めません。ごめんなさい。
| 書いている人 | 23:21 | comments(2) | trackbacks(2) |
『風林火山』第38回その1
 ま、「その1」と改まって断りを入れるほどのことではなく、単純に極々最初の部分しか観られなかったので続きは土曜日の再放送を観てから、というだけの話だったりするわけですが、とりあえずオープニングについて。
 ここ数回で前回の粗筋が占める割合がかなり増えていたのですが、とうとう今回は完全に前回の粗筋だけになっていました。悪くはないですが、これですべてが要約されてるじゃん、と思ってしまった瞬間、じゃ先週はなんだったのよ、という怒りが沸々と。水増しも大概にしていただきたい。
 なんてね。実際のところ、本編が始まってからは観ていないので、効果があったのかなかったのかはよくわかりません。てゆーか、本編が面白ければオープニングについて効果の何のと野暮は申しませんですよ、ええ。
| 書いている人 | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
『ヴィンランド・サガ(1)〜(4)』
 いいっす。非常にいいっす。こういうの好きっす。
 大河ドラマもかくありたい……ていってくれよう、NHK(T_T)。
| 書いている人 | 20:29 | comments(4) | trackbacks(0) |

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